市街地高所からの風景
市街地高所からの風景

『上司を見るな、マーケットを見ろ!』

そんなことを言われているような気がした本です。

働くにあたって、どこを見ているかが大事。

上司を見て働いていては自分の市場価値は上がらない。

自分の市場価値を上げるにはマーケットを常に見て働く。

じゃあ、市場価値を上げるためにはどうしたらいいの?

会社をどんな風に選べばいいの?

そんな事を自分の覚えとしても書き残しておきたいと思います。

市場価値を高めるために必要なもの

数字の3
数字の3

市場価値は3つで決まるんだよ。

その3つとは

  • 技術資産
  • 人的資産
  • 業界の生産性

この3つで市場価値が決まってしまうの。

じゃあ、この3つは何かを説明するね。

技術資産とは

勉強
勉強

技術資産とは他の会社でも生かせるもの。

つまり「専門性」と「経験」でできているよ。

専門性とは

インターフェース
インターフェース

職種に近いものでセンスが必要になるものだよ。

例えば、営業やマーケティング、会計や税務、プログラミングやデザインとかの事。

この専門性は特に女性は早めに身につけた方がいいものなんだ。

僕は20代のときに仕事でCADを覚える機会があったし、30代手前でプログラミングを覚えたから結構専門性が身についたかもしれないね。

妻は英語のスキルが高いし、簿記の資格も持っているので専門性は高いね。

だから、早めに専門性のあるスキルを身につけておくといいよ。

経験とは

レベルのイメージ
レベルのイメージ

じゃあ、経験って何かというと、職種に紐つかないもの。

例えば、チームを率いた経験や営業開発、商品開発、人事制度の設計など企画系の仕事の事。

あとは仕事している業界の経験も大事だよ。

この経験はどこを選ぶかのポジショニングによって決まるため、

貴重な経験を得られる機会があるときは積極的に経験をしておいた方がいいよ。

どこで戦うかというポジショニングは思考法で解決できるから。

人的資産とは

人脈
人脈

簡単にいうと人脈のこと。

どんな人とも仲良くなれて、可愛がられるような人物だったり、その人だからという事で仕事を持ってこられるような人。

この人だから動いてくれる会社内の人とかだね。

僕の経験からだと、あいさつはしっかりとしておいた方がいいと思うね。

あいさつと言っても顔を見たらあいさつするとかくらいの

軽いものでいいと思う。

目が合ったのに何もないと印象はよくないから、軽く会釈だけでも印象は変わるよ。

業界の生産性とは

オフィス街
オフィス街

技術資産や人的資産が高くても、業界によって給料が変わっちゃうので業界選びを間違えたら市場価値も下がってしまうよ。

伸びる業界で働くだけで市場価値は上がるから、業界を選ぶことは大事になるね。

逆に衰退している業界にいると技術資産や人的資産が高くても市場価値が下がってしまうということ。

伸びる業界は世の中の流れもあるので、複数のベンチャーがあるような業界を見つけるといいよ。

その業界を見つけたら業界をずらした転職をして、新たなる強みを手に入れる。

この軸となる強みを残しながらズラしていくという方法と採るといい。

業界はライフサイクルがあるため、成熟したマーケットに身を置いてもコモディ化と言ってみんなと同じになるだけになってしまうから気をつけて。

市場価値をあげるためには何をすればいい?

ステップアップ
ステップアップ

じゃあ、市場価値をあげるためになにをすればいいのかというと、

自分の市場価値を上げるために必要なものが年齢ごとに変わるから、それに合わせた働き方を考えた方がいいんだよ。

その年齢ごとに必要なものは以下のもの。

  • 20代は専門性
  • 30代は経験
  • 40代は人脈

20代では専門性を身につけようね。専門性を身につけることで仕事において30代で貴重な経験ができるようになるから。

で、

30代でその貴重な経験をすることができるようになると、その場所で色々な人と出会うことになって、40代で必要な人脈を増えるようになるんだ。

こんな感じで、市場価値を高める働き方を意識しておくといいよ。

特に、知識と経験というキャリアは早めに自分でコントロールできるようにしておくといいからね。

会社を選ぶ時の基準

トランプ
トランプ

転職などで会社を選ぶ時の基準は3つ

  • 市場価値
  • 働きやすさ
  • 活躍の可能性

この3つを基準とするといいよ。

この内、市場価値と働きやすさは長期的に見ると一致する。

うまくいっている会社では市場価値は関係ないけど、うまくいっていない会社では市場価値が低い人ほど会社にすがろうとするため残忍になってしまう。

市場価値が低い人ほど他の人を蹴落としてまで会社にい続けようとするんだ。

あと、中途でも活躍ができるのかという活躍の可能性も大事になる。

その際に、面接で以下の3つを聞くといいよ。

  1. どんな人物を求めて、どんな活躍を期待しているのか?
  2. いま一番社内で活躍していて評価されている人物はどんな人か?なぜ活躍しているのか?
  3. 中途で入った人で今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務をしているのか?

この3つを聞いて自分がその会社で活躍できるイメージができるか考えてみるといい。

僕は今まで転職の面接でこの活躍の可能性を聞いたことはなかったから、次回転職活動するときには聞いてみたい内容だね。

仕事と会社について

会議中のチーム
会議中のチーム

会社には色々な人がいるんだけど、消去法で会社に残っている人もいる。

だけど、そのような人はいい仕事はできないんだ。

会社に依存し始めてしまったら、会社の上司を見て仕事をし始めてしまうからね。

常にマーケットを見て仕事をする姿勢を身につけた方がいい。

あと、市場価値と給料というのは長期的には必ず一致するから。

この市場価値と給料のギャップを日本では40代後半まで誰も教えてくれないんだ。

そのせいで40代後半になると分相応でない人が苦労をしている様子を見たことがあるよ。

そうならないように早いうちに市場価値というものを意識しておいた方がいいよ。

まとめ

ブログ更新
ブログ更新

僕も転職を8回ほどしてきてましたが、改めて転職について考えさせられることが多かった。

まだまだ、転職というものは世間的にいいイメージがない気がしますが、本に書いてあった「転職はチャンスを与えるもの。今の会社では活躍できなくても、違う場所で輝ける可能性がある。」という言葉は勇気をもらいますよね。

スポーツの移籍と一緒で、ポジションとかは変わらないのにチームが変われば活躍する人もいますから。

あと、この言葉がかなり気に入りました。

『いつでも転職できる人がたくさんいて、転職しない会社が最強』

そんな会社に僕も出会ってみたいです。