アルフレッド・アドラー
アルフレッド・アドラー

アドラー心理学という自己啓発の思想を

哲人と青年の対話形式で

わかりやすく紹介している本です。

対話形式なので読みやすく

身近な例も紹介されていて

読んでて青年の心境の変化が面白かったです。

嫌われる勇気とは

吹き出し子犬
吹き出し子犬

僕が読んでて心に響いたものを紹介しますね。

  • 世の中は原因論ではなく目的論
  • 課題の分離
  • 対人関係を縦ではなく横で考える
  • 幸福とは貢献感である

目から鱗の話であったり、驚愕の事だったり

自分が頭で考えていた事が

文字になっていたりしてとても為になりました。

世の中は原因論ではなく目的論である

オフィス街
オフィス街

これは様々な時に当てはまる話だなって思いました。

例えば誰かに嫌な事をされたとき、

怒鳴るのは嫌な事をされたからという原因では

相手を屈服させたいと思う目的があるためだと言うことです。

確かに、同じミスをしても

怒られる人とそうでない人がいるのはなぜだろう?って

思う事もあらましたけど、

理由がわかりました。

これを突き詰めていくと、

人は自らのライフスタイルを選択しているので、

過去の原因でいまのライフスタイルがあるわけではなくて、

目的があるため現在のライフスタイルを選んでいるという事です。

なので、過去(原因)に囚われずに

現在(目的)を決めてしまえばいいと

言う事じゃないでしょうか。

課題の分離

分ける
分ける

自分でできるところまではやれるけど、

やれない事には気にするなって話です。

すごくわかりやすい例えがありました。

「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない。」

なるほどなって思いました。

僕も彼女ほしいっていう友達に

女性を紹介することもあったのですが、

紹介まではしても中々デートに誘わないやつが多すぎて、

「なんでデートに誘わないんだ!」って

ヤキモキする事が多かったです。

つまり、紹介までは僕の課題ですが、

そこから先は友達の課題なので

僕には何もできないのです。

それに対してヤキモキする必要はないって事です。

やれる事はやれるけど、やれない事はやれない。

対人関係を縦ではなく横で考える

草原
草原

人を褒めるなって事です。

人を褒めるという行為が上からの意見になっているため、

すでに対人関係を縦で考えている事になるって事でした。

これは親子関係でも同じことが言えるらしく、

結構衝撃的な話でした。

子どもは褒めて育てるってよく聞く話なのに、

褒めてはいけないって何?って感じです。

じゃあ、どうすればいいの?った事なんですが。

人に感謝することをしなさいって言っています。

その人の行動に感謝するのです。

子供が褒められる事になれてしまうと、

承認要求を求めてしまうみたいです。

この承認要求はアドラー心理学では危険視してるものです。

褒める事になれてしまうと、

親の期待に応えようとして、

親の考える人生を歩もうとしてしまいます。

そのような結果になると苦しくなるのは子供なので、

子供の行動を褒めるのではなくて感謝する事が大事です。

これは仕事でも同じ事なので、中々難しいです。

幸福とは貢献感である

皿洗い
皿洗い

仕事の本質は他者への貢献。

ここにいてもいいという所属感を確認するため。

例えば、食器の片付けや掃除を誰もしてくれなくて、

自分がして家族からありがとうが聞けなくても、

家族の役に立っていると考える。

人が何かしてくれるかではなく、

人に何ができるかを考えて実践する。

家族を仲間と思うから貢献ができるということ。

この話を読んで、マザーテレサの言葉を思いだしました。

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人は不合理、非論理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい

あなたが善を行うと、
利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
気にすることなく、善を行いなさい

目的を達しようとするとき、
邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい

善い行いをしても、
おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい

あなたの中の最良のものを、この世界に与えなさい
たとえそれが十分でなくても
気にすることなく、最良のものをこの世界に与え続けなさい

最後に振り返ると、あなたにもわかるはず、
結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです。
あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです。
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最近の心境の変化に似ているなと思いました。

嫌われる勇気を読んでみて

レビュー
レビュー

タイトルにもなったと思われる

「自由とは、他者から嫌われる事である。」

こんな言葉がありました。

正直すごい言葉だと思いました。

ほとんどの人は誰からも嫌われたくないから、

他人の意見に委ねてしまうため苦しんでしまうんですね。

自分の人生を自分が好きに生きていいんすよ。

自分を好きになれないことが一番の不幸なんですよと書いてありました。

自分を好きになること、自分にフォーカスすることが大事なんだと思いました。